MEET THE TEAM
献身的で才能あふれた職人チーム
ヘンリープールの職人の持つ技術は、一流の外科医のそれと同様に高く評価されています。
お客様には最高の職人こそがふさわしいのです。その職人であるカッターとテーラーは
長きにわたりヘンリープールのビスポークを支えているのです。

7代目であるサイモン・カンディは、1988年にヘンリープール社に入社しました。1994年にアメリカ市場におけるチーフ・マーケティング・オフィサーに就任。アメリカ(西海岸と東海岸)では年5回のトランクショーで訪問し、さらに日本へも受注会で訪問して、それは現在も継続しています。2012年にマネージング・ダイレクターに就任しました。
2001年にライブリー・マーチャント・テーラー・カンパニーの役員に選出され、4年後にマスター・テーラーズ・ベネヴォレント協会の会長に就任しました。2006年にはゴールデン・シアーズの会長に就任。これは見習いや学生が競いあうテーラー界のオスカーとも称される英国内最高峰のテーラリング大会です。サイモンの高祖父にあたるハワード・カンディが1890年に設立したチャリティ団体BTBA(ビスポーク・テーラーズ・ヴェネヴォレント協会)の委員でもあります。
また、ハンプトン・コートで行われるクラシックカーの祭典コンコース・オヴ・エレガンスの運営委員を務め、SRB及びRAC(ロイヤル・オートモビル・クラブ)の会員でもあります。
趣味のひとつが先祖から引き継いだクラシックカーや車の組み立て、そしてガーデニング、テニス、サッカー、ゴルフなどです。

サヴィル・ロウのショールームのビスポーク・カッターであるとともに、トム・ペンドリーはヨーロッパとアジアでのトランクショーの責任も負います。また、ヘンリープールの工房をベースに国内様々な顧客の製品作りも監督しています。
職業訓練のコースを通じて手工芸の世界にいざなわれ、縫製を学んだ後、ヘンリープールで37年以上務めたアラン・アレキサンダーのもとでパターンカッターとしての伝統的な見習い行程を修了しました。
サセックス生まれ。トムの学業はアート、工芸、そして特に音楽に向けられました。ビスポーク・テーラーのクリエイティブかつエンジニアリングな側面がトムを惹きつけ、彼がこの業界に入り学び直す所以になったのでしょう。
それ以来、2017年のハイブリッド・アディダス・スニーカー2種のデザインを含む様々なプロジェクトに参加。今では若い世代のテーラーの訓練に携わり、同社の2世紀にわたる豊かな歴史を守り継承することに貢献しています。

フィリップ・パーカーはコンサルタントとしてロンドン本店を守っています。かつてはカッターとして広くヨーロッパ、アメリカ、アジアを回っていました。
ビスポーク業界に長く貢献してきたフィリップは経験と専門知識が豊富です。
次世代の若い職人を生み出すことに大いに寄与したサヴィル・ロウ・ビスポーク研修委員会の委員長を務めるなど多くの業績を残しました。またマーチャント・テーラーズ・カンパニーの役員という役割としても若い見習い生たちの世話をして激励しています。
フィリップのシンプルな信条「出来うる限りのベストを尽くし他者に力を貸すこと」は彼のキャリアに実証として残り、今もそうあり続けています。
ロムフォード生まれ。学校の成績が振るわなかったため、テーラーになりたいと宣言した時、両親はさぞほっとしたことでしょう、とは本人談。

スコットランド西岸のアイルシャー生まれのダニエルがロンドンに居を移したのは2012年8月、ビスポーク・テーラーの芸術学士号の取得を目指すためで、無事2015年に取得、卒業しました。
その間、アルカディア・グループ傘下の企業を含む様々な会社で技術・生産パターン・カッティングや製造の経験も積みました。
卒業後まもなくヘンリープール社に入社。ことわざにもあるように、これからのことは歴史が語ってくれるでしょう。マネージング・ダイレクターのアレックス・クックによる綿密なるトレーニングと指導により、ダニエルは今ではアメリカ東海岸のトランクショーに不可欠なメンバーとなっています。ダニエルはヘンリープールの現存のお客さまとこれからのお客さまに、今後も真摯に仕えてゆくことでしょう。

トリスタン・ソーンはサヴィル・ロウ・テーラリングで15年以上の経験を積んできたビスポーク・カッターです。2008年にカッターの見習いとしてキャリアをスタートさせ、軍服、儀典服、スコットランド衣装を含む様々な衣服を作るなど貴重な知識を得ました。
テキスタイルデザインの仕事をしていた伯母からの影響でファッションやデザインの道へ導かれました。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを2007年に卒業し、2023年にヘンリープール社に入社。ヘンリープールチームにさらなる豊富な経験値を与えることとなりました。トリスタンはロンドンやアメリカ東海岸への定期的なトランクショーにおいて、お客様との対話で最高のビスポーク・スーツを提供することに大きな誇りを感じています。
テーラーとしての実績のみならず、トリスタンは15年以上にわたってBTBAチャリティの幹事も務め、ロンドンのシティ&ギルド協会より熟練した仕立て職人として認められています。サイクリングとセーリングが趣味。婚約者のステラと食事やワインを楽しんでいます。


チャーリーは厳密な技術者の目を持つトム・ペンドリーのもとで数年間トレーニングを積み、ほとんどのヨーロッパ地域のトランクショーの責任を持ちつつ、サヴィル・ロウの顧客のカッティングとフィッティングもこなしています。
彼のテーラーとしての活動は幼少期にさかのぼります。父親のスーツを自分自身にフィットさせるためにハサミを持ったのです。スーツは台無しになったものの、ビスポークという工芸への興味が生まれました。
ニューハム・カレッジでビスポーク・テーラーの技術を学んで、小さめの会社数社で有益な経験を積んだのち、チャーリーはサヴィル・ロウの創始者であるヘンリープール社に入社するという大いなる転機を迎え、以来ヘンリープールでチョークを引き、生地を裁断し続けています。

アネット・アクセルバーグは出身地のノルウェイの技術系カレッジでパターン・カッティングとテーラリングを学び、1980年代後半にこの世界に入りました。もとよりクリエイティブな人間であり、伝統と卓越した技術のあるサヴィル・ロウを知って、手工芸の世界にのめりこみました。この道に進むことを決意したアネットは専門学校を卒業ののち見習いとなり、1994年にそのトレーニングを修了しました。以来サヴィル・ロウにある数々の名だたるビスポーク店で腕を磨き、技術と共にビスポーク・テーラリングへの愛をさらに深めていきました。
アネットは2022年の夏にマスター・テーラーとしてヘンリープール社に入社しました。テーラリングとカッティングの両方の技術を持ち合わせ、女性用のビスポークを専門にしています。コンセプト作りから完成までお客さまとじっくり話し合い、お客様のご要望に沿う個性的なデザインの服をご提供しています。型紙を手描きして、服を手縫いし、細部に至るまですべてが適切かを丁寧にフィッティングしています。
ワークショップの外にいても、アネットの心の中心はテーラリングにあります。散歩、クッキング、編み物なども楽しみ、クリエイティブな創作活動は家族に喜びをもたせているだけでなく、彼女自身を解きほぐしています。

マリア・ゴメスは2005年からヘンリープール社のワークショップで活躍しているコートメーカー(ジャケット縫製担当)です。ヘンリープールの美学であるジャケットを縫製できるよう、4人の見習いに指導しています。その中の一人が、現在の見習い、ガーソン・ヘルマノです。
ポルトガルのヴィゼウ出身。テーラーや洋裁師の家系だったことから、いつかサヴィル・ロウで働くことを夢見ていました。1989年にロンドン・カレッジ・オヴ・ファッションで学ぶためロンドンに移住、卒業後ヘンリープール社の見習いとして入社、サヴィル・ロウで最初の女性テーラーとなりました。
テーラリングの技術のみならず、NLPプラクティショナーとライフコーチの資格を持っています。余暇には読書、ガーデニング、そして家族や犬と有意義な時間を過ごしています。

ポール・フレアソンはヘンリープール社の誇る熟練のコートメーカーの一人で、自分や友達の服を当時流行の細身スタイルに仕立て直すなど、まだ中学生のころから縫製技術を身につけていました。15歳にはそれを本業にしようと決意、ヘイスティングスにあるビスポークテーラーのショップで働き始めました。卓越したコート製作の技術によって、間もなくサヴィル・ロウへ推薦され、わずか17歳でテーラーになりました。1981年にサリヴァン&ウーリーとの合併によりヘンリープール社に入社しました。7人の見習いを育て、そのうちの2人がゴールデン・シアーズ賞を獲得しました。献身的な姿勢は高い評価を得て、BTBA(ビスポーク・テーラーズ・ベネヴォレント協会)の理事に選出され、現在は会計を担当しています。
プライベートでは、ポールはかなりの冒険家で、セント・ビーズからロビンフッド・ベイに至る190マイルを歩く有名なコースト・トゥ・コースト・ウォークなど、英国中のハイキングコースやトレイルコースを制覇しています。また地元のランニングクラブのメンバーでもあり、21のマラソン大会に出場しました。ポールは5人の子どもの父であり、12人の孫のおじいさんであり、そして妻エイリーンとの幸せな結婚生活は62年になります。

アモス・ガスタヴァスは数十年に及ぶキャリアを積むヘンリープール社の誇るトラウザー・メーカー(パンツ縫製担当)です。ジャマイカで生まれ、熟練の洋裁師だった母親にインスパイアされて、まだ若いころにテーラリングへの熱い想いを開花させました。母親のミシンを使い続け、生涯にわたる手工芸への愛を育みました。
1985年、テーラリングとメンズウェアに特化した職業訓練校に入学し、キャリアの基礎をつくりました。さらに技術を磨くため、英国に移って権威あるロンドン・カレッジ・オヴ・ファッションで学びました。1996年に卒業し、その年にトラウザー・メーカーの見習いとしてヘンリープール社に入社しました。
プライベートでもアモスは活動的なライフスタイルを持ち、ジムに通って郊外をウォーキングしています。ワークアウトもしくはミシンの前で仕事をしている時以外は、劇場に足を運ぶことを喜びにしています。