革新と伝統の融合:ヘンリープール×ジャガーTCSレーシングチーム
ヘンリープールはジャガーTCSレーシングとのコラボレーションとしてチーム・ダイレクターのジェームス・バークレイ氏のディナージャケットと軽い素材のスーツをお仕立ていたしました。サヴィル・ロウのアイコンとも言えるヘンリープールが総力をあげて、デザインのご提案をはじめ、ハイデラバードやケープタウン、ジャカルタ、サンパウロなど世界中で参戦するABB FIA フォーミュラEワールドチャンピオンシップの時に着用できるスマートなスーツという要望にお応えしました。
タキシードの創作者としても知られるヘンリープールにおいて、彼のビスポークスーツは綿密なプロセスを経て最高水準のカッティングと縫製技術を駆使し、最高品質の生地を使った特別な二着となりました。生地はディナージャケットがバラテア120sウールのミッドナイトブルー、もう一着のスーツは100sウールとカシミヤの中厚手の濃いブルーです。
このコラボレーションは長い歴史と最高品質を探求する二つのブランドの結合でもありました。1806年に創立されたヘンリープール社は良質な英国テーラリングの最高峰を、そしてジャガー社はロードカーの変遷を率いた豊かなモータースポーツの歴史を持ち合わせています。
ジャガーTCSレーシングは世界初のゼロカーボンスポーツである完全電動グローバルレースシリーズABB FIA フォーミュラEチャンピオンシップ・ストリート・レーシング・シリーズに参戦し、完全電動に移行するジャガーの未来を支えるために、最高パフォーマンスを見せられる環境下でのテストと開発に寄与しました。
ジャガーTCSレーシングチームのダイレクターであるジェームス・バークレイ氏はこう語ります。
「ヘンリープールの最高の技術チームの技を近くで見ることが出来て光栄でした。彼らは自らがビスポーク・テーラーの聖地として世界にその名をとどろかせるサヴィル・ロウ創設の鍵としての歴史を持つことに誇りを持っています。我々ジャガーもモータースポーツの世界に豊かで輝かしい歴史を持っています。この業界のアイコンである二つのブランドが手を組むことで今日と革新的な未来にわたって精密なモノづくりとクラフトマンシップの情熱をお見せできることを大変うれしく思います。」
ヘンリープール社のマネージング・ダイレクターのサイモン・カンディは次のようにコメントしています。「私ども同様多くの伝統、品質、技術を併せ持つジャガー社とコラボレーション出来ましたことを大変うれしく思っています。私たちはラグジュアリー、スタイル、そしてパフォーマンスが相乗作用すること、また未来に向かって革新してゆくというコンセプトを共有しているのです」と。
ジャガーTCSレーシングは2023年7月29日、30日にロンドンにて開催されるABB FIA フォーミュラ・ワールド・チャンピオン大会のファイナルラウンドに出場いたしました。