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2023年4月、本年から日本を担当することになるトム・ペンドリー氏がトランクショーで来日しました。2013年から日本を担当していたアレックス・クック氏がロンドンでの業務に専念することなり、アレックスが後任として指名したカッターが、トム・ペンドリー氏です。
アレックスを引き継ぐトムに、お話を聞きました。5000字ロングインタビュー、お楽しみください。
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━━カッターになったいきさつを教えてください。
15年くらい前にファッションカレッジでソーイングを学んでいたのですが、たまたまヘンリープールのインターンシップに応募しました。経験を積むというインターンシップで他のカッターの人と一緒に仕事を習うという機会だったんです。ちょうど一人のカッターがヘンリープールを退職することになるタイミングでした。新しいカッターを外部から探してくるか、いまトレーニングしている若者を育てていくか、という話になり、結果的に、若い見習を育てていこうということになって、私を選んでもらえることになりました。
━━なぜヘンリープールに応募しようと思ったのですか。
学校の先生がヘンリープールと懇意にしていて、ヘンリープールもインターンシップや見習いを受け入れる仕組みになっていました。誰かいい人はいるかなと、その先生にヘンリープールが声を掛けたところ、私を推薦してくれたんです。私自身から見習い先を探したというよりは、ヘンリープールが見習いを探していて、私が行けることになったという流れです。アンガス(Angus Cundey)とフィリップ(Philip Parker)に面接をしてもらい、そこでやってみましょうかということになりました。
実はインターンシップ以前に、ヘンリープールのワークエクスペリエンスでソーイングを体験していて、私のことを知ってくれていました。そういうこともあって、インターンシップとして私を採用しようと決めてくれたんです。
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【インタビューの続き】
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